世界中の半導体メーカーや電子部品メーカーに採用されているHDマイクロシステムズの液状樹脂製品。私たちはお客様の技術革新に貢献するため、開発プロジェクトを立ち上げ、個々のメンバーの強みを結集し、新製品の開発を行っています。
"今後の世の中は何を必要とし、半導体業界はどこに向かうのか"。マーケティングメンバーを中心に私たちはポリイミド技術でどのように半導体産業に貢献して行くかを議論し、仮説を立てていきます。中長期的なトレンド予想をふまえ、学会や業界の情報をもとにその仮説をブラッシュアップすることで、実現させるための方向性を設定します。
この仮説を元にお客さまと将来の技術や現在の技術課題の議論を行います。お客さまの持つ現在の課題の明確化や新たに生まれる課題となりえる要素を引き出します。
調査した情報と磨いた仮説をもとに、ポリイミド専業メーカーとして価値を提供できる製品開発につなげていきます。
調査活動で明確化した目標を達成するため、さまざまな部門からメンバーが集まりプロジェクトを立ち上げます。
当社のプロジェクトは国籍や部門の枠を越えてメンバーが集まります。英語を使用する場面が多いこともあり、年齢や部門内の立場で気後れする必要は全くありません。
プロジェクトメンバーひとりひとりがオーナーシップをもって「どうすればお客様の期待を超える製品を生み出せるか」「より早くお客様に新製品をお届けするためにどう障壁を取り除くか」に注力し、自分のアイデアをどんどん出していきます。
様々な情報をベースに、R&Dメンバーが中心となって新たな技術開発に取り組みます。
この工程は、新たな技術や知見の発見、その特許化等R&D部門にとって特にやりがいのある活動です。
しばしば技術的困難に直面することもありますが、新製品を開発するということは、まだこの世の中にないものを作り出すということ。それは開発者としての一番の醍醐味です。実験や評価など日々の経験や知識はもちろん、これまでとは違う発想を組み合わせながら、粘り強く挑み目標に向かって突き進みます。
できあがったプロトタイプは顧客へ提出してフィードバックを得、時には顧客と一緒に議論しながら製品特性をブラッシュアップさせていきます。先端テクノロジーに触れ、次世代に向けた製品開発にチャレンジしていると実感できる瞬間です。
基本設計が完了すると、製造ラインでプロトタイプを作成します。顧客は海外であることが多く、輸出を想定した法令確認と必要な準備を行うため、化学物質法令の専門家も参画します。
こうして誕生した開発品を製品化するためR&Dに加え製造部門など様々な部門の専門家が本格的に参加し、量産化に向けた課題を解決していきます。課題の積み残しがないよう、進捗に応じて確認しながら、製品としての完成度を上げていきます。
このように新製品開発プロジェクトには多くの関係者が携わります。
当社は失敗を恐れず何度でもチャレンジすることを奨励する社風です。プロジェクトの成否に関わらずその成功、失敗を数多く体験し共有することで個々のメンバーとチームのきずなが強まり、そして成長していきます。
新製品開発は、チームの可能性の探求と深化を繰り返す活動であり、また、ものを生み出しているという実感を得ることができる、まさにHDマイクロシステムズそのものであると言えます。